農業や福祉で美幌町をもっと『笑顔』あふれるまちにしたい!という想いから、町の異業種の皆様や美幌高校の生徒様などが立ち上がり2009年5月に設立された「美幌ブランド開発検討委員会」。まちおこしのための特産品の開発に取り組み始めました。
食開発のプロの熱い想いが集結し、はじめて誕生したのが 豚肉だけで発酵した奇跡の1滴「美幌豚醤まるまんま」。この商品ができるまでには3年という長い挑戦の日々がありました。
かつて美幌町に30戸ほどあった養豚団地もこの当時残っていたのは1戸だけに。このことから、美幌町の「養豚業」を盛り上げようという想いで『豚肉』に着目し特産品の開発に踏み出しました。
古代日本の食文化である「醤油(ひしお)」は大豆のみではなく『肉』が原点でした。
この温故知新の考えから新たな視点から「豚肉ベース」醤油調味料の醸造技術開発を開始します。「豚肉の脂身の除去」「温度管理」「原材料の安定供給」など全てが手作業のため試行錯誤の連続でした。
原材料は、北海道産の豚肉と米麹、食塩のみ。これらをじっくり愛情を込め熟成させ完成した豚醤。『豚肉』だけで発酵させた奇跡の1滴の誕生です。
濃厚な肉の旨味がたっぷり凝縮された『奇跡の1滴』。肉じゃが、パスタ、炊き込みご飯、カレー、スープ、肉料理、炒めものなど、和洋中どんなお料理にもお使いいただけて、あっという間にプロの味に変えてしまう魔法の調味料。
2012年6月より町内の店舗様にて取り扱いを開始していただきました。初回製造1,300本は約1ヶ月で完売に。多くの皆様に美幌町で生まれた『豚醤』、長い年月をかけ沢山の人の想いが詰まった商品をお届けすることができました。
この商品開発がきっかけとなり、この取り組みで得た経験をもっと活かすべく豚醤の販売開始にともない『合同会社びほろ笑顔プロジェクト』を設立。豚から広がる ものづくり・ひとづくり・まちづくり
この会社理念を胸に地元美幌高校生も社員として参加し、当時社員25名(うち9名が美幌高校生)で新たなスタートをきりました。
その後多くの嬉しいお声をいただき、大会などの出場によりさまざまな賞も受賞することができました。
平成23年度 美幌高校地域資源マテリアル班
・日本学校農業クラブ全国大会長崎大会「食料・生産区分」最優秀賞
・全国高校生対抗!ごはんDE笑顔プロジェクト選手権 入賞
平成24年度 全国高校生 みんなDE笑顔プロジェクト
・地域活性化プロジェクト部門 優勝
「養豚業をよみがえらせたいという思い」「町ぐるみでの地域おこしへの意気込み」「出来上がった肉醤の素晴らしさ」など、審査員の方々からのたくさんの嬉しい評価をいただき、ついに全道全国にも展開。
美幌町内では「美幌豚醤まんじゅう」の皮に。パン屋さんでは「びほろあんぱん」のつぶ餡に。そして、ぐるっとパノラマ道の駅美幌峠では「美幌ジャンボ餃子」の隠し味に。こうして美幌町の特産品として誕生し、地元を中心に長年愛される逸品になりました。
この美幌町で生まれ育った『豚醤』
これからも皆様に喜んでいただける一品でありますよう
一同心より願っております。
美幌豚醤まるまんま ※びほろブランド認証品
日本野菜ソムリエ協会主催ときめき調味料選手権2013万能調味料部門「優秀賞」受賞
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※びほろブランドとは…美幌産の優れた商品に認定されたもの。他商品との差別化を図ることで全国への販路拡大に向けたPRをしていこうと作られた、わが町ならではのブランドです。